エアコンを取り付ける際に確認すべきコンセントの特徴や注意事項とは?

 

みなさんこんにちは!

でんきの学校卒業1期生の伊藤です。

今回は「エアコンを取り付ける際に確認すべきコンセントの特徴や注意事項」について解説させて頂きます。

 

この記事を見ることで、

「エアコン専用回路コンセントってどれなの?」
「エアコン本体の電源コードが差さらないんだけど・・・」
「家電量販店の業者に、適切な配線じゃないから取付けられないと言われた・・・」

 

このような疑問や悩みを解消する事ができ、スムーズにエアコンを設置することができます。その結果、部屋の中が涼しくなるので汗をかきませんし、暑さで息苦しくなることもありません

快適な空間を手に入れたことで、家族と楽しく食事をしたり寝室ではしっかりと休養を取ることができます

エアコン業者を目指している方にも、現実的に遭遇する可能性の高い内容なのでぜひご覧ください!

 

それでは、

  • ・エアコン専用回路コンセントの確認
  • ・エアコン専用回路コンセントの注意事項

 

上記内容の順番で解説していきます。

それでは早速始めていきましょう!

エアコン専用回路コンセントの確認

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まず最初にエアコン専用回路のコンセントがあるかどうか確認しましょう。

エアコン専用回路のコンセントは配管を出すスリーブの近くや、普段使用するコンセントよりも上部に設置してあるコンセントを差します。

続いては、エアコン専用回路コンセントを発見したら、差込み口の形状を確認して下さい。

エアコン専用回路コンセントの形状を基準に、購入予定のエアコンの電源コードが対応しているか確認しておくようにしましょう。

エアコン専用回路コンセントは、100Vのコンセントが2種類、200Vのコンセントが2種類の計4種類あります。

100V・15Aのコンセントは、主に6~8畳用(2.2kw~2.4kw)のエアコンに適した形状のコンセントです。

一般的にはワンルームマンションや一般的な子供部屋に、こちらのコンセントがエアコンを設置する場所付近についている事が多いですね。

100V・15A&20A兼用のコンセントは、主に10~12畳用(2.8kw~3.6kw)のエアコンに適した形状のコンセントとなっています。

先程お見せしたコンセントとILコンセントを比べると、差込み口が違うのが見て分かると思います。ちなみに、なぜ差込み口の形が違うかと言いますと、15A規格のコンセントに対して20A規格のエアコンの電源コードを間違って差さないように、コンセントの形状が変えられているというわけです。

逆に、15A規格のエアコンの電源コードを、20A兼用のコンセントに使用することは問題ないのでご安心下さい。

200Vのコンセントも15A規格と20A規格で形状が違うので、間違えて20A規格の電源コードを15A規格のコンセントに差せないような構造となっています。

間違って差せないようにしている理由としては、主に火事などの事故を防ぐためです。

「え!?火事!? そんな事ってあるの?」

と不安になられた方もいらっしゃるかと思います。

ちなみにですが、エアコン専用回路の配線や専用回路ブレーカーの組み合わせにより、火事を引き起こしてしまったというケースも報告されています。

今からお伝えする注意事項事をしっかりと理解すれば、危険な目に遭う確率が非常に下がると思います。

エアコン業者の方にとって非常に重要な内容となりますので、しっかりと覚えてくださいね。

 

エアコンを取り付ける際に確認すべきコンセントの注意事項

例えばですが、100V・15A規格のコンセントが設置してある場所に、100V・20A規格のエアコンを設置しようとします。ですが、15A規格のコンセントだと、20A規格のエアコンの電源コードはIL仕様になっているので差さりませんよね?

「じゃあ、15A規格のコンセントを20A規格のIL型のコンセントに変えればいいんでしょ?」

と中には考える方もいらっしゃるでしょう。

ですが、何も確認せずにコンセントだけ交換してしまっては、火事等の事故を引き起こしてしまう可能性があるので非常に危険です。

もし15A規格のコンセントを20A規格のILコンセントに交換したいのであれば、コンセントに繋がっている配線の太さと、分電盤に設置してあるエアコン専用回路のブレーカーのA数を確認する必要があると覚えておいてください。

 

①コンセントに繋がっている配線の太さの確認

まずは、エアコン専用回路コンセントの配線の太さが、2.0㎜×3芯の配線かどうか確認しましょう。

確認方法としては、2本のビスを外しコンセントのプレートを取外せば、配線の太さを確認することができます。ちなみにですが、コンセントプレートを外す所までなら資格は必要ありません。

ですが、通電している状態だと危険なので、注意しながらコンセントプレートを外し太さを確認するようにしましょう。もし対応しているブレーカーが判別できるのであれば、ブレーカーを落とした状態で確認するようにして下さい。

配線の太さを確認するには、VVFケーブルに記載されている2.0㎜の印字を確認するか、電線ゲージで配線の太さを確認します。

とはいえ、業界の常識であればエアコン専用回路コンセントには、2.0㎜×3芯の配線を使用しています。ただ稀に1.6㎜×3芯の配線を使用しているケースもあるので注意が必要です。

ちなみに、各配線の許容電流の量は1.6㎜×3芯で19A、2.0㎜×3芯で24Aです。

ようするに、1.6㎜の配線には19Aまで、2.0㎜の配線には24Aまで電流を流しても大丈夫という訳です。

例えば、配線の許容電流以上に電流を流してしまうと、配線が熱を持ってしまい火事を引き起こしてしまう可能性があります。

以上のことから、配線の太さを確認せずコンセントを勝手に交換してはいけないという訳です。

もう一つ確認すべきは、火事を自動的に防止してくれる役割を持つ「ブレーカー」です。

 

②火事を自動的に防止してくれる役割を持つ「ブレーカー」の確認

分かりやすく説明すると、ブレーカーとは許容電流以上に配線に電流が流れないようにする為の装置です。

「なぜ配線の許容電流以上に電流を流してはダメなのか?」ということですが、先程お伝えしたように、配線の許容電流以上に電流を流してしまうと、配線が熱を持ってしまい火事を引き起こしてしまう可能性があるからです。

 

例えば、エアコン専用回路コンセントの配線(1.6㎜)に対して、15Aのブレーカーが取り付いていたとします。

この15Aのブレーカーは、配線の電流の値が15A以上になると自動的に電流を遮断します。世間一般で良く言われている「ブレーカーが落ちた」という現象ですね。つまり、15Aのブレーカーが付いていれば15A以上の電流が配線に流れないようになっているので、1.6㎜の配線であれば19Aまで保護されているので問題なく使用できます。

ですが、エアコン専用回路コンセントの配線が1.6㎜で、20Aのブレーカーがついていたとしたらどうでしょうか?

許容電流が19Aの1.6㎜では、電流を遮断する前に許容電流の数値を超えてしまうので、配線を保護することができません

その結果、配線が熱を持ってしまい、火事を引き起こしてしまうかもしれないというわけです。

以上のことから、15Aのコンセントを20Aのコンセントに取り換える際には、念の為にコンセントに接続されている配線の太さや、対応しているブレーカーのA数を確認する必要があるという訳です。

ちなみにですが、ほとんどの家電量販店ではエアコン専用回路コンセントの配線が2.0㎜でないと、火事などの危険性を考慮するのでエアコンを取付けてくれません

なので、エアコン専用回路コンセントの配線が1.6㎜の場合、新たに2.0㎜を引っ張る工事が必要となり、そこそこの追加料金を取られる可能性があります。

心配であれば、事前に家電量販店に相談し現地調査をしてもらうようにしましょう。

 

まとめ

今回の動画では、エアコンを取り付ける際に確認すべきコンセントの特徴や注意事項について、解説させて頂きました。

もし、エアコンを設置しようと考えている場合、

  • ・エアコン専用回路コンセントの形状確認
  • ・設置予定のエアコンの電源コードの形状確認
  • ・エアコンに適した電気配線とブレーカーの確認

 

こちらの項目を確認の上、エアコンを購入するようにして下さい。

よくわからない場合には、エアコン専用回路コンセントの形状や分電盤内のブレーカーを、スマホのカメラで撮影し担当の係員に見せると良いでしょう。

また、今回お伝えしていませんが

「100Vのコンセントを200Vに変えたい!」

と考えられている方も大勢いらっしゃるかと思います。

そんな皆様に向け、次回の動画にて100Vから200Vへと電圧を切り替える工程を、ご紹介したいと考えております。

ちなみに、動画内でお伝えしたエアコン専用回路コンセントの確認方法もお伝えする予定です。

それでは!