皆さんこんにちは!
でんきの学校、卒業1期性の伊藤です。
今回は「エアコンを中古で購入する前の12のポイント」を解説させて頂きます。
このようなお悩みの方にとって、必ず役に立つ動画だと自負しています。
もし、中古エアコンの購入を考えているのであれば、最後まで視聴して下さい。
これだけ自信をもってお伝えできるのは、実際に中古エアコンを専門に取り扱っている会社に所属し、いくつものエアコンに携わってきた経験が私にはあるからです。
例えば、お客様先にてエアコンを取外したり、買い取ってきたエアコンを洗浄・整備したり、販売の準備などの経験があります。
つまり、中古エアコンを購入する際に、
といったような疑問に答えることができます。
以上のことから、
このような疑問を解消し、安心して中古エアコンを購入するお手伝いをさせて頂きたいと考えています。
もしあなたが・・・
とお望みであれば、引き続きこちらの記事内容をご覧ください。
- 施工者
- 製造年数
- 付属品
- 洗浄
- 整備・点検
- 配管接続部
- 本体側ドレンホース
- 補助配管
- 冷媒ガス
- 販売先
- 保証期間
- 送料
それでは、こちらのエアコンを中古で購入する前に確認すべき12のポイントを解説していきます。
エアコンを中古で購入する前の12のポイント
エアコンを新品で購入するのであれば、
- 正常に動く
- キレイ
- 付属品がちゃんと付いている
- 保証期間がある
というようなことは、購入する際ほとんど気にしないと思います。
なぜなら、今お伝えしたような項目は、新品では当たり前のことだからです。
ですが、エアコンを中古で購入する際にはそうはいきません。
何も調べずに中古エアコンを購入してしまうと、このようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
この動画を視聴しているあなたに、
と後悔して頂きたくは無いので、これからお伝えする12のポイントをしっかりとお聞きください。
ちなみにですが、エアコンを中古で購入する前の12のポイントを詳しく解説しているので、記事を読み終える時間は結構長くなっております。
ある程度、時間を確保した上で見て頂けると幸いです。それでは、解説させて頂きます!
ポイント① 施工者
ポイントの1つ目である「施工者」について解説させて頂きます。
施工者とは「販売しているエアコンを実際に取り外した人」という意味です。
エアコンを取外す際、エアコンに関しての知識が無い「素人」が取外した場合と、エアコンの知識や施工経験がある「業者」が取外した場合とでは全く違います。
では、素人と業者の何が違うのか?
簡単に説明するならば、再度エアコンを使用できる状態のままエアコンを取り外しすることができるかどうかです。
具体的には、こちらの作業を正しく行えているかどうかです。
- ・ドレンホース処置
- ・補助配管処置
- ・ポンプダウン(ガス回収)
こちらの項目は、エアコンを取外す工程の中でもかなり重要な部類に入ります。
一つでも正しく行えていないと、エアコンを取り付けることができない、または追加費用が発生してしまう恐れがあるので注意が必要です。
下手をすると
なんてことになり兼ねません。
こちらの項目に関しては、後ほど詳しく解説させて頂きます。
現段階ではエアコンを取り外す際、今ご紹介した工程を正しく行えているかどうかが、素人と業者を見極めるポイントだと覚えておいてください。
以上を踏まえ、中古エアコンを購入する際には「誰がエアコンを取外したのか?」ということに意識を向けるようにしましょう。
ポイント② 製造年数
ポイントの2つ目は「製造年数」です。
製造年数を確認する理由としては、あとどれぐらいの期間エアコンが使用できるかどうか、ある程度予測する為です。
大体のメーカーでは「設計上の標準試用期間」を10年と謳っています。
ようするに、「設計上の標準試用期間」が10年ということは、製造年から10年間の間は安全に使えるということ(目安)ですね。
また、エアコンメーカーによる部品の最低保有年数が9~10年と決まっている場合があるので、部品の最低保有年数を越えたエアコンの場合、パーツが無いので修理する事ができない可能性もあります。
ちなみにですが、政府機関の統計情報によると、エアコンの平均使用年数は13.8年という調査結果も出ているそうです。
例えば、6年~7年使用して壊れてしまうエアコンもあれば、13年~15年、またはそれ以上使えるエアコンもあるという訳です。つまり、エアコンは10年間絶対に壊れずに使えるという事ではないという訳です。
という思いがあれば、製造年数の新しい中古エアコンを選ぶと良いですね。
という思いがあれば、製造年数が古い中古エアコンでも良いと思います。
以上のことから、エアコンを使用する方の用途に合わせて「製造年数」を考慮しながら選択するようにして下さい。
ポイント③ 付属品
3つ目のポイントは「付属品」です。
中古エアコンを購入する際には、必ずこちらの付属品を確認するようにして下さい。
- ・銅管
- ・電気配線(VVF)
- ・延長用ドレンホース
- ・ドレンホース本体
- ・背板
- ・リモコン(電池)
- ・説明書
エアコンを取り付ける際に必要な付属品が付いていないと、エアコンを取り付けることができない可能性があります。
ちなみにですが、中古エアコンを購入する際には、下記の部材が付属されていないケースが多いので注意が必要です。
- ・銅管
- ・電気配線
- ・ドレンホース(延長用)
エアコンを取付ける際、銅管や電気配線、延長用のドレンホースが必ず必要です。
以上のことから、中古エアコンを購入する際には、エアコン本体の他に銅管や電気配線、延長用のドレンホースが含まれているのか確認するようにしましょう。
補足としてですが、銅管や電気配線、延長用のドレンホースが無い状態で中古エアコンを購入し、取り付け業者にエアコン取付けを依頼する際には、今お伝えした部材を持っていない事を業者に伝えるようにして下さい。
そうすることで、追加で発生する費用などを事前に把握する事ができます。
また、基本的には必ず付属されている物なのですが、本体側に接続されている「ドレンホース」と室内機を取り付ける際に必要な「背板」があるかどうか確認して下さい。
法人が販売しているサイトであれば、本体側のドレンホースや背板は100%と言っていいほど付属されています。
ただし、個人が販売しているオークションやフリマアプリの場合注意が必要です。
エアコンに精通していない方が取り外して販売している場合もあるので、エアコン取付の際に各付属品が必要なのか必要でないのか判断できないことも考えられます。
というわけで、個人が販売しているオークションやフリマアプリの中古エアコンを購入する際には、しっかりと付属品を確認するようにしましょう。
また、リモコンが付属されていないパターンも極たまにありますので、念の為確認しておいてください。
説明書に関しては、付属されていないケースが多いので、付属されていたらラッキーです。
もし説明書が付属されていないとしても、大体の機種ではインターネット上で「メーカー+型式+取扱説明書」で調べると説明書を見ることができると思うので、見たい場合は調べてみて下さい。
以上を踏まえ、中古エアコンを購入する際には、
- ・銅管
- ・電気配線(VVF)
- ・延長用ドレンホース
- ・ドレンホース本体
- ・背板
- ・リモコン(電池)
- ・説明書
こちらの付属品が付いているかどうか確認するようにして下さい。
ポイント④ 洗浄
4つ目のポイントは「洗浄」です。
中古エアコンの中には、取外したままの状態で洗浄せずそのまま販売しているケースがあります。
フィルターのホコリ程度であれば、業者のような専門知識が無くても簡単に洗浄できるので問題無いのですが、シロッコファンや熱交換器など洗浄の難しい場所は、エアコンに精通していない個人・会社であれば洗浄していない可能性が高いので確認が必要です。
また、取外したエアコンが元々付いていた場所で、ペットを飼っていたりタバコを吸っていた場合、かなり汚れている可能性があります。
他にも、室内機内でカビが発生していたら、エアコンを購入して早々にクリーニングしなければならないかもしれません。
中古エアコンと言えど、このような状態でエアコンを購入するのはちょっと抵抗がありますよね?
また、エアコンを洗浄していると謳っている販売先があれば、どのように洗浄をしているのか調べてみましょう。中古エアコンを販売しているのが法人であれば、各会社のHP上に色々と情報が記載されていると思います。
というわけで、中古エアコンに関しての様々な情報を集め、気になったところは販売先に確認する事をオススメします。
ポイント⑤ 整備・点検
5つ目のポイントは「整備・点検」です。
中古エアコンの販売先の中には、取外したままの状態で販売している所もあります。
例えばですが、エアコンを取外した方がエアコンに精通している方で、取外す前にしっかりと動作確認をしていれば、問題が起きる可能性は低いかもしれません。
とはいえ、エアコンを取外した後、本当に販売できる状態になっているかどうか気になりませんか?
もし整備&点検せずに取外したままのエアコンを設置した際、
このようなトラブルに巻き込まれてしまう可能性も無いとは言い切れません。
という訳で、中古エアコンを購入する際には、しっかりと整備・点検をしているのか販売先に確認するようにしましょう。
ポイント⑥ 配管接続部
6つ目のポイントは「配管接続部」です。
中古エアコンを購入する前に、配管を接続する部分にゴミやホコリが入らないような状態になっているか確認しましょう。
なぜなら、配管接続部にゴミやホコリが入ってしまうと、室外機側の圧縮機や配管内部が詰まってしまい、故障してしまう恐れがあるからです。
販売先によっては、養生テープで接続部を塞いでいる場合や、専門のキャップカバーで塞いでいる場合があります。
養生テープだとゴミやホコリが入らないかもしれませんが、養生テープの糊が接続部に付着してしまい、ガス漏れを引き起こす可能性も考えられます。
細かい所ではありますが、良い中古エアコンを手に入れる為にも、参考までに覚えておいてください。
ちなみにですが、配管を接続するポイントは室内機側と室外機側にあります。
以上を踏まえ、中古エアコンを購入する前には、配管接続部にゴミやホコリが入らない状態になっているかどうか確認しましょう。
ポイント⑦ 本体側ドレンホース
7つ目のポイントは「本体側ドレンホース」です。
本体側のドレンホースが、切断されていたり使用できない状態になっているかどうか確認しましょう。
確認する理由としては、本体側のドレンホースが切断されていた場合、エアコンを取り付けることができないからです。
エアコンを取り付ける際には、本体側ドレンホースと延長用ドレンホースを繋ぎ、室内に発生した水を外へ出す必要があります。
なので、エアコンを取外す際に、本体側ドレンホースの接続部よりも手前で切断してしまった場合、使用する事ができなくなります。
つまり、購入した時点で新しい本体側ドレンホースが無ければ、エアコンが取付けられないという訳です。
と思われるかもしれませんが、本体側のドレンホースは簡単に手に入れる事が難しいです。
近くにエアコン部材を取り扱っている専門店があれば、もしかするとあるかもしれませんが、基本的にはメーカーから取り寄せることになります。
取り寄せるドレンホースの費用や、再度業者に来てもらう費用が追加されるので、出費が膨らむ可能性があります。そんな時には、購入した販売先へ連絡し何か対応してもらえないかどうか相談してみましょう。
ただ、保障が付いていなかったり、ノークレーム・ノーリターンと販売先が謳っていた場合、泣き寝入りになる可能性があります。
そうならない為にも、中古エアコンを購入する際には、本体側ドレンホースが付属されているかどうかしっかりと確認するようにしましょう。
ポイント⑧ 補助配管
8つ目のポイントは「補助配管」です。
補助配管とは、室内機の裏側から出ている配管の名称です。
補助配管のことを「室内機側から出ている配管」と表現しても伝わるかと思います。
こちらの補助配管を確認するポイントは、
- ・補助配管が潰れている
- ・補助配管が折れ曲がっている
- ・補助配管が切断されている
こちらの3つに該当するかどうか確認しましょう。
一つでも該当した場合、そのままではエアコンを取り付けることができません。
補助配管が潰れていたり折れていたりすると、冷媒ガスが正しく循環しないのでエアコンが正常に作動しません。また、補助配管が切断されている場合だと、補助配管と延長する配管を接続する事ができないので、エアコンを取り付けることができません。
とはいえ、業者によっては接続部を加工したり溶接処理をして、臨機応変に対応してくれる可能性も0ではありません。ただし、追加費用が発生する可能性が高いと思います。
例えばの話ですが、エアコンを業者に取り付けてもらった後、エアコンが動かず調べてみたら補助配管が折れていた・・・何てことになったら本当に最悪です。
ちなみにですが、補助配管は比較的折れにくい構造となっている為、取り外しの際に無理やり曲げたり雑な扱いをしない限りは折れたり潰れたりしません。
なので、エアコンを取外した方がエアコンに精通していない個人・業者であれば、購入する前に確認してもらうか、購入後、または業者に取り付けてもらう前に、カッターナイフで切れ目を入れ折れたり潰れたりしていないか確認しましょう。
ポイント⑨ 冷媒ガス
9つ目のポイントは「冷媒ガス」です。
エアコンは冷媒ガスが不足していたり、まったく入っていない場合、冷たい風や暖かい風が出てきません。
中古エアコンを購入し取付けた後、冷媒ガスが不足し冷たい風や暖かい風が出てこない場合、取り付け業者から「冷媒ガスを追加しないと使えない」と言われ、予期せぬ追加費用が発生する場合があります。
もしそうなってしまった場合、販売先に問合せ相談するようにしましょう。
ちなみにですが、冷媒ガスが入っているかどうか確認する際、しっかりと「ポンプダウン」または「ガス回収」したかどうか販売先に確認して下さい。
エアコンに精通している方が、正しくポンプダウンしていれば問題無いかと思いますが、エアコンの知識や経験がまったく無い方だと、正しくポンプダウン出来ていない可能性があります。とはいえ、ポンプダウンしたことが無い方でも、エアコンの構造や冷媒ガスの特徴を理解し、正しい手順でポンプダウンしたのであればガスが抜けていないかもしれません。
販売先によって様々なケースがあると思いますが、中古エアコンを購入する前には、ポンプダウンをしたかどうか必ず確認するようにして下さい。
また、中古エアコンを購入する際、販売先の保証が付いているかどうか確認すると安心です。
万が一、冷媒ガスが抜けていた事が発覚した場合、購入した中古エアコンに保障が付いて入れば、必ず利用するようにしましょう。
ポイント⑩ 販売先
10番目のポイントは「販売先」です。
今現在、中古エアコンを販売している個人・法人は数多く存在します。
実店舗で運営しているリサイクルショップであったり、インターネット上のオークションサイト等の販売先があります。
また、最近では取外したエアコンをフリマアプリでも購入できるようになり、中古のエアコンの購入先の選択肢が増えています。
ちなみにですが、販売先を確認する理由としては「不具合が無くお値打ちで状態の良いエアコン」を提供している個人・法人の販売先なのか判断する為です。
販売先の提供している中古エアコンに関して、確認するべきポイントを抑えておかないと、
このような、悲惨なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
トラブルに巻き込まれない為には、今回お伝えする①から⑫のポイントを抑え、中古エアコンを購入するようにして下さい。
①から⑫のポイントを抑えれば、かなりの高確率で良い中古エアコンに出会えると自負しているので、購入する際お役に立てる自信があります。
ポイント⑪ 保証期間
11番目のポイントは「保証期間」です。
保証期間を確認する理由としては、ポイント⑩でお伝えしたような
これらの問題が発生した際、しっかりと対応してもらえるかが重要だからです。
新品のエアコンであれば、大体どこのメーカーでも基本的には「1年保証」が付いているので安心できますが、中古エアコンの場合はどうでしょう?
例えば、メーカー保証期間が切れてしまった中古エアコンを、オークションやフリマアプリで個人から購入した際、今お伝えしたこれらの問題が発生したとしても、対応してくれる可能性は低いと予想します。
ちなみにですが「○○家電製品の○○保証が残り5年付いています!」と謳っていても、基本的には一番最初に購入した方と家電製品店との契約なので、中古で購入した方には保障の権利が無いと考えて頂いて大丈夫です。
理由の一部としては、保証を受ける際に会員カードの提示や本人確認などあるので、保証を受けられる可能性が低いと思います。
つまり、メーカー保証期間が切れてしまったエアコンに関しては、販売先が何かしらの保証を約束していない限り、何か不具合があった際に追加費用がかかる可能性があるという訳です。
ただし、家電製品店は全国に何社もあるので、もしかすると対応してもらえる家電製品店があるかもしれません。
なので、中古エアコンに家電製品店独自の保証期間が残っている場合には、ダメもとで家電製品店に確認するのもアリですね。
以上のことから、中古エアコンを購入する際には、販売先独自の保障があるかどうか確認するようにしましょう。
ポイント⑫ 送料
12番目のポイントは「送料」についてです。
中古エアコンを購入する際の価格が、「送料込み」なのか「送料別」なのか確認する必要があります。
なぜなら、エアコンは一般的な家電製品よりも大きい上に重さがあるので、送料がそこそこの値段かかる場合があるからです。
また、配送地域により送料が変わるケースがあるので、お住まいの地域の料金を確認するようにしましょう。
まとめ
今回の動画では、エアコンを中古で購入する前の12のポイントを解説させて頂きました。
長時間お付き合いいただき、誠にありがとうございます。
今まで培ってきた知識や経験を活かし、何を確認すれば「不具合が無くお値打ちで状態の良いエアコン」を入手できるか解説させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
- 施工者
- 製造年数
- 付属品
- 洗浄
- 整備・点検
- 配管接続部
- 本体側ドレンホース
- 補助配管
- 冷媒ガス
- 販売先
- 保証期間
- 送料
中古エアコンの購入をお考えの方は、こちらの⑫のポイントを確認した後に、どこで購入するか判断して頂ければ幸いです。
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