エアコンを付けると咳が出るって本当!?喉が痛くなったら要注意

 

みなさん、こんにちは。

でんきの学校卒業一期生の伊藤です。

今回は「エアコンを付けると咳が出る」という悩みに対して考えられる原因と、対処法を解説していきます。

 

あなたは今現在、

「エアコンを付けると咳が出るようになって困っている・・・」
「エアコンを付けると胸が苦しくなる時がある・・・」

 

このような悩みや疑問を抱えてはいませんか?

もし、エアコンを付けた途端に咳が出るようであれば、室内機内に発生したカビが原因が考えられます。

 

中には、

「カビを少しぐらい吸い込んだって平気でしょ」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、カビを吸い込み続けるということは、肺炎等の病気に掛かってしまう恐れがあるので危険です。

抵抗力の弱い小さいお子様やご高齢の方がいらっしゃる場合は、特に注意が必要と言えます。

お客様の不安や悩みを解消する為にも、エアコンを付けた時に咳が出る原因や対処法を学び、頂く報酬以上の満足感を提供できるようにしましょう。

 

エアコンを付けた時に出る咳の原因

まず最初に、エアコンを付けた時に出る咳の原因をご紹介します。

エアコンを付けた時に咳が出る原因としては、

  • 室内の乾燥
  • 口呼吸による乾燥
  • 室内機内のカビ

 

上記の原因が考えられます。

 

咳が出る原因としては喉が乾燥するケースが考えられるので、室内の乾燥に対しては加湿器を付けたり、こまめに水分補給するようにしましょう。

また、口呼吸による乾燥に対しては、鼻呼吸をするかマスクを着用し、咳の原因となる喉の乾燥を防ぐようにして下さい。

今お伝えしたように、エアコンを付けた時に咳が出る原因を、しっかりとお客様にアドバイスできると良いですね。

室内機内のカビに関しては、咳が出る原因の中でも可能性が高いので詳しくお伝えさせて頂きます。

【Amazon限定ブランド】マスク ひんやり 4枚組 男女兼用 フィット感 耳が痛くなりにくい 呼吸しやすい 伸縮性抜群 立体構造 丸洗い 繰り返し使える レギュラー グレー Home Cocci

 

カビによってなぜ咳が出てしまうのか?

まず最初に、カビによってなぜ咳が出てしまうのか?を結論からお伝えします。

室内機内に発生したカビを吸い込むことで、肺や気管支に悪影響を及ぼしてしまうからです。

例えば「トリコスポロン菌」や「アスペルギルス・フミガーツス」といったカビが、室内機内のエアコン内にて繁殖します。

これらのカビが繁殖した状態でエアコンを運転してしまうと、部屋中に蔓延したカビを吸い込んでしまい、肺や気管支に悪影響を及ぼし咳が出るというわけです。

カビを吸い込み続けると、胸の痛み呼吸困難肺炎に繋がる恐れがあるので、

「エアコンを付けたら咳が出るようになった・・・」

という場合は、室内機の吹き出し口付近にカビが発生していないか確認するようにしましょう。

 

エアコンの室内機内にカビが発生する理由

そもそも、エアコンの室内機内に、なぜカビが発生するのでしょうか?

カビが発生する理由としては、

  1. 温度
  2. 湿度
  3. 栄養

これら3つの要因によりカビが発生します。

 

一部の特殊なカビを除いて、ほとんどのカビは5度~30度くらいの温度であれば生きていられます。ちなみに、20度~30度の温度が、カビにとって快適に過ごせる温度であり、繁殖する際にも適した温度です。

温度の他にも、カビの発生・繁殖に関しては「湿度」が関係します。

多くのカビは湿度60%以上を好むので、梅雨時や台風シーズンにカビが発生したり繁殖したりする可能性が高いです。

家の湿度が大体30%~80%と言われているので、カビが発生・繁殖しやすい環境下にあります。つまり、多くのカビにとって「20度~30度の温度、60%以上の湿度」といった環境が、一気に発生&繁殖しやすいと言えるでしょう。

また、ほとんどのカビは室内機内にある水分やホコリを栄養源として繁殖します。

エアコンはホコリが溜まりやすい上に冷房により生じる水分など、カビが増殖する為に必要な環境が整っています。

それでは、どうすればカビの発生や繁殖を止めることができるのでしょうか?

 

室内機内に発生・繁殖したカビの対処法

結論から申しますと、エアコンの室内機内に発生&繁殖したカビは、エアコンに精通したクリーニング業者に依頼するのが一番です。

理由としては、エアコンのフィルターや吹き出し口付近以外のカビを、しっかりと除去することができるからです。

下手に市販のエアコンスプレーなどを使用すると、エアコンが故障してしまったりドレンホースが詰まってしまったりするのでオススメしません。

室内機のカビは熱交換器の裏側やドレンパン内など、一般の方では清掃することが難しい場所にたくさん存在します。つまり、これらのカビを除去するには、エアコンの取り扱いになれた専門の業者に依頼する必要があるという訳です。

また、エアコンクリーニングの方法としては、壁にかけたままで洗浄する方法と、完全に取外した状態で洗浄する「分解洗浄」という方法があります。

その中間として、壁に掛けたままでドレンパンやシロッコファンを外して洗浄する方法もあります。

 

ちなみにですが、世の中の90%以上の業者が、ドレンパンやシロッコファンを取外さずに洗浄しているのが現状です・・・

壁掛けの方法で洗浄すると、目に見える範囲のカビは除去できますが、熱交換器の裏側やドレンパンの通り道、シロッコファンの裏側などのカビをしっかりと除去することができません。

「できるだけカビを除去したい!」

と望んでいるのであれば、パーツを取外さず壁に掛けたまま洗浄するエアコンクリーニングは避けた方が良いと私は思います。

 

なので、エアコンクリーニングを依頼する場合には、

  1. 電子部品を外すのか?
  2. 高圧洗浄で清掃するか?
  3. シロッコファンを取外すのか?
  4. ドレンパンを取外すのか?

こちらの4点を洗浄してもらえるのか、業者に問い合わせるようにしましょう。

 

取外しの項目以外にも、エアコンの型式を業者に伝えることで、取外して洗浄できるのか事前に知ることができます。

個人的な意見ですが、パーツの取り外しができない業者に依頼するのは、予算などの理由がない限り止めておいた方が無難です。なぜなら、熱交換器の裏側やドレンパンの通り道、シロッコファンの裏側などのカビをしっかりと除去することができないからです。

とはいえ、分解洗浄となると費用面の課題が出てきます。

分解洗浄する場合は、業者にもよりますが大体20,000円~30,000円程度の費用がかかります。壁に掛けたままパーツを分解しない洗浄方法だと、一般的なクリーニング業者やポータルサイトに依頼すると、大体7,000から10,000円程度費用がかかります。

ちなみに、今お伝えした費用は、お掃除機能がついていない費用です。

お掃除機能が付いている場合には、もう少し費用が高くなると覚えておいてください。

 

もし、分解洗浄を希望される場合、

「どこの業者がやってくれるのか分からない・・・」
「どうやって調べればいいのか分からない・・・」

といったようなお悩みが出てくると思います。

 

そんな時は、インターネットにて「エアコン 分解洗浄 地名」で検索して調べてみて下さい。お近くの分解洗浄が可能な業者が表示されるので、施工内容や費用を知ることができます。

もし分からない場合には、先程お伝えしたパーツを取外して分解洗浄が可能なのかどうか、エアコンクリーニング業者に確認して下さい。

以上のことから、エアコン業界を熟知している側の意見としては、費用は高くなりますが分解洗浄をおすすめします。

とくに、小さなお子様や高齢の方がいらっしゃる場合には、なおさら分解洗浄がオススメです。

ただ、エアコンを取り外して業者が持ち帰る分解洗浄の場合、1~2週間程エアコンが使えなくなるデメリットもあるので、エアコンを使わない時期に依頼すると良いでしょう。

「カビをしっかり除去したいけど、夏場にエアコンが使えなくなると困る・・・」

という場合には、壁に付けたまま分解洗浄をできる場合もあります。

その際には、必ずエアコンの型式を伝え、壁につけたまま分解できるのか業者に確認するようにしましょう。

 

ちなみにですが、あと数年で買い換える予定の場合、いっその事取り替えてしまうか、費用を抑える為に普通の壁掛け洗浄で良いと思います。

お客様の予算や使用用途を伺った後に、どの選択肢が良いのかお伝えするようにしましょう。

 

まとめ

エアコンを付けた際に咳が出ることがあれば、真っ先にエアコンの吹き出し口にカビが発生していないか確認しましょう。

もしカビが大量に発生していた場合、お客様に今回お伝えしたカビの発生する原因や対処法を伝えてあげて下さい。

お客様の要望をしっかりと組み取りながら、最善策を提案するようにしましょう。

このように、でんきの学校ではエアコンに関するお役立ち情報を数多く掲載しております。

お役立ち情報を掲載している理由としては、将来的にエアコン取付工事を学び、仕事にしたいと考えている方に、現場で役立つ情報を知って頂きたいからです。

今回のお役立ち情報では、「エアコンを付けると咳が出る」と悩んでいるお客様に対して、原因や改善策をお伝えすることができるようになって頂くために作成しています。

お客様の疑問や悩みに対してしっかりと答えることができないと、信用を失い不信感を抱かれる可能性もあるので、エアコン取付工事ができるだけでなく様々な知識を付けておく必要があるというわけです。

お客様の要望に応えつつ、満足して頂けるエアコン取付工事ができるようになりたい方は、こちらか下記のバナーをタップして下さい。