電気工事士になる為に通う専門学校を探している方の中には、
「電気工事士になる為に適している学校を探している」
「近くに電気工事の指導している専門学校はあるのか?」
「電気工事士のカリキュラムが含まれているかどうか分かりにくい・・・」
このようなお悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに、電気工事士になる為のカリキュラムが組み込まれている専門学校なのか調査した所、かなり分かり辛い印象を受けました・・・。
これでは「どの専門学校が電気工事士になる為の専門学校なのか区別がつかない・・・」となってしまうでしょう。
以上の理由から、当方にて3大都市圏内に存在するの専門学校を、各1校ずつご紹介させて頂きます。
電気工事士になる為のカリキュラムを含む専門学校をお探しであれば、参考までに続きをご覧いただければ幸いです。
①電気工事士を目指せる専門学校 関東地方(東京、埼玉、千葉)
関東地方で電気工事士を目指せる専門学校は「日本工学院」さんです。
学科・コース
日本工学院さんの電子・電気科の「電気工事コース」では、電気工事士において必須事項である屋内配線工事を始め、様々な技術を学ぶことができます。
屋内配線工事以外にも高圧電気技術や施工管理技術、光ファイバーやインターネット配線工事等の技術を身に付けられるため、現場で即戦力となる電気工事士になることも可能です。
期間
日本工学院さんの電気工事コースで学ぶ期間は2年間。
1年次は基礎学習からしっかりと学び、徐々に専門分野を学習します。
2年次は様々な実習を通じて知識・技術を習得し、資格取得を中心にスキルアップしていく方針です。
学費
電子・電気科にて卒業までにかかる学費の合計は約230万円です。
【学費詳細】
・入学手続時納入金(入学金+前期授業料+前期施設設備費+その他諸費):735,690円(内訳・入学金)
【内訳】
入学金(入学時のみ):200,000円
授業料(半期分):290,000円
施設設備費(半期分):230,000円
その他諸費(入学時のみ):15,690円
後期学費(後期授業料+後期施設設備費):520,000円
1年次納入金合計(入学手続時納入金+後期学費):1,255,690円
2年次学費(前期525,000円+後期525,000円):1,050,000円
卒業までの納入金合計:2,305,690円
また、コース別にて変動する可能性がありますが、入学時教科書や・教材費が約65,000円程かかります。つまり、電気工事士の専門学校に2年間学ぶと、約240万円前後の学費がかかると覚えておいてください。
学費の最終確認は日本工学院さんに直接お問い合わせして、ご確認して頂きますよう宜しくお願い致します。
このように、電気工事士になる為の専門学校に通うのは、ある程度のお金が必要になるので、通いたくても通えない人たちも不特定多数いらっしゃいます。
そんな中、日本工学院さんでは多彩な学費サポートを準備して下さっています。
- ・若きつくりびと奨学金
- ・高等教育などの就学支援新制度
- ・奨学金制度
- ・教育ローン制度
- ・学費サポートプラン(クレジット会社)
ここまでお伝えした学費や奨学金に関してもう少し詳しく知りたい方は、下記の入学案内書から資料請求をしてみて下さい。
資格取得
また、日本工学院さんで学ぶことで、下記の資格を目指すことが可能です。
【無試験で取得できる資格】
第二種電気工事士、 工事担任者、 高圧電気取扱特別教育、低圧電気取扱特別教育、産業用ロボットの教示等の特別教育、産業用ロボットの検査等の特別教育
【試験科目が一部免除に】
工事担任者
【受験資格が得られる】
1・2級電気工事施工管理技士、1・2級建築施工管理技士、1・2級建設機械施工技士、1・2 級管工事施工管理技士、消防設備士(甲種)、空気調和・衛生工学会設備士
ちなみにですが、日本工学院さんではしっかりとカリキュラムをこなすことで「第二種電気工事士の資格」を無資格で取得することが可能です。
就職先
電気・電力設備や、自動車、鉄道、建築、通信など、数多くの業界・業種の就職先から求人があります。
驚くべきなのは、求職率が100%という点です。
求職率が100%というのは、電気の基礎から段階的に学習し現場で即戦力となる人材を育成できる専門学校だからだと考えています。
私達が日々使用している電気というものは、多くの人々が暮らしている上で無くてはならないものです。
電気工事の仕事はとても需要がある業界・業種なので、就職率100%も頷けます。
日本工学院を卒業した方達の主な就職先は下記をご覧ください。
関電工、きんでん、ユアテック、日本電設工業、小田急電鉄、東光電気工事、TAKイーヴァック、東京地下鉄、電巧社、HEXEL works、旭日電気工業、飯田電機工業、千陽電気工業、田中電設、東神電気工業、スズデン、新星電工、合同電気工事、神奈川電設、三位電気、中央電気工事、三和電気土木工事、日本リーテック ほか多数
また、電気工事の仕事は知識や技術を身に付ければ、個人事業主として独立自営をすることも可能です。
「若いうちからバリバリ働いて稼ぎたい!」とお考えの方は、就職ではなく独立するという選択肢も入れておきましょう。
②電気工事士を目指せる専門学校 関西地方(大阪・兵庫・京都)
関西地方で電気工事士を目指せる専門学校は「大阪電子専門学校」さんです。
学科・コース
大阪電子専門学校さんの「電気設備コース」では、数多くの人々の快適で便利な生活を支える為、電気機器の基礎知識や施工技術等、電気設備全般の知識&技術を身に付けることができます。
ちなみにですが「電気設備コース」は、関西の中でも電気設備について専門的に学べる珍しいコース。
経験豊富な講師の方々による座学や実習の指導、充実した実習施設にて基礎から応用までしっかりと学ぶことができ、確かな知識・技術が身に付きます。
期間
大阪電子専門学校さんの「電気設備コース」で学ぶ期間は2年間。
1年次はオームの法則やキルホッフの法則など、基礎的な知識や計算を学ぶことができます。
また、2年次は電気の接続や配線工事など、各種施工方法を実践して学びます。
学費
電気設備科にて卒業までにかかる学費は下記の通りです。
・合格時納入学費:610,000円
【内訳】
入学金:250,000円
施設費・維持費:270,000円
実習費:90,000円
・1年次年間授業料:780,000円
【内訳】※分納納期の場合
1期:260,000円
2期:260,000円
3期:260,000円
合計:780,000円
・2年次年間授業料:1,140,000円
【内訳】
施設費・維持費・実習費:360,000円
1期:260,000円
2期:260,000円
3期:260,000円
また、校費や学用品代のその他諸費は下記の通りです。
・1年次:233,130円
・2年次:158,130円
合計:391,260円
つまり、大阪電子専門学校さんの「電気設備コース」を卒業するまでに、2,921,260円必要という事になります。
※税抜or税込なので、お伝えした学費に変動する場合があります。
正確な学費に関しては、大阪電子専門学校さんに直接お問い合わせして、ご確認して頂きますよう宜しくお願い致します。
資格取得
目指せる資格の一覧は下記の通りです。
- ・陸上特殊無線技士(第1・2級)
- ・工事担任者アナログ通信(第1・2級)
- ・工事担任者デジタル通信(第1・2級)
- ・電気主任技術者(第3種)
- ・電気工事士(第1種・第2種)
- ・1級電気工事施工管理技士
- ・2級電気工事施工管理技士
- ・危険物取扱者(乙種第4類)
- ・消防設備士(甲種第4類・乙種第6類
また、大阪電子専門学校さんでは卒業後に「第二種電気工事士」の資格を取得することができます。
就職先
大阪電子専門学校さんの就職実績は下記の通りです。
【電気設備業界】
(株)四電工、(株)ETSホールディングス、イオンディライト(株)、(株)かんでんエンジニアリング、中央電設(株)、昭和電業(株)、飯田電機工業(株)、(株)キンコー(株)ハイウェイ管制、(株)三機サービス、浅海電気(株)、東海電設(株)、三和電気土木工事(株)、(株)大電、松田電気工業(株)、相和電気工業(株)、(株)プロスパー商会、八千代電設工業(株)、日本設備工業(株)、(株)協信電工、荏原環境プラント(株)
これだけ多くの企業に就職できるということは、電気工事に関する知識や技術が本当に求められているのだと判断できます。
それに、電気というものは重要なインフラの一部となっているので、どんな時でも求人の需要が絶えないというわけですね。
③電気工事士を目指せる専門学校 東海地方(愛知・岐阜・三重)
東海地方で電気工事士を目指せる専門学校は「名古屋工学院専門学校」さんです。
学科・コース
名古屋工学院専門学校さんの「電業技術学科」では、小規模店舗から大規模施設の電気設備や空調設備に必要な知識・技術を学ぶことができます。
電気設備や空調設備の施工と管理のどちらかでいえば、「管理」に重きを置いているようです。
以前までは、太陽光発電設置、LED照明工事、LAN配線、エアコン工事などの電気工事を学べる「電気工事士科」という専門の学科があったのですが、今は無くなってしまったそうです。
ですが、「電業技術学科」では壁面に電気配線を設置したりする基礎的な実習はあるとのことです。ようするに、資格を取得する為の電気工事がメインになるとのこと。
なので、施工を希望しているのか管理を希望しているかで、入校するかどうか判断していただければ幸いです。
期間
名古屋工学院専門学校さんの「電業技術学科」で学ぶ期間は2年間です。
ちなみに、2年間在校した後に別の学科へ進学することもできます。
※書類審査や面接試験アリ
学べる内容は下記の通りです。
電気回路理論、 電気磁気学、 電力機械、 電気工事学、送配電、 電気法規、 電力設備、 消防・保安設備、 照明・電熱設備、 施工管理法、 建築・土木概論、 CAD製図、 パソコン実習、 演習、キャリアガイダンス、施工関係法規、電気計測、 実験、 電気材料、 電気設計・積算、 工事施工、電気応用、 空調設備、 電気通信設備、 資格対策、 実習
学費
電業技術学科にて卒業までにかかる学費は下記の通りです。
・1年次年間授業料:1,163,000円
【内訳】
入学金:230,000円
授業料:375,000円
実習費:90,000円
学生会費:3,000円
納入金:698,000円(入学手続時)
授業料:375,000円
実習費:90,000円
納入金465,000円(9月27日)
・2年次年間授業料:933,000円
【内訳】
授業料:375,000円
実習費:90,000円
学生会費:3,000円
納入金:468,000円(3月27日)
授業料:375,000円
実習費:90,000円
納入金:465,000円(9月27日)
上記を踏まえ、2年間で2,096,000円の学費となります。
上記の学費以外にも、卒業時には卒業経費として約30,000円が必要です。
※卒業経費=卒業記念品費+茶話会費+アルバム代金
また、卒業時には校友会費として7,000円が必要となります。
学費に関して詳しく知りたい方は、名古屋工学院専門学校さんに直接お問い合わせください。
資格取得
目指せる資格の一覧は下記の通りです。
- ・第一種電気工事士
- ・第二種電気工事士
- ・消防設備士甲種第4類
- ・2級電気工事施工管理技士(学科)
経済産業省認定校である名古屋工学院専門学校さんでは、卒業後に「第二種電気工事士」の資格を取得することが可能です。
第二種電気工事士以外にも取得できる資格は多いので、就職or独立する際に必要な資格を在学中に積極的に取得する事をオススメします。
就職先
名古屋工学院専門学校さんの就職実績は下記の通りです。
(一財)電気保安協会、(北海道・関東・北陸・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄)、 ヤマハ発動機(株)、 (株)マキタ、 東亞合成(株)、 日本製鉄(株)、 アイシン高丘(株)、 スズキ(株)、 (株)LIXIL、 TOYO TIRE(株)、 山崎製パン(株)、 AGF鈴鹿(株)、 (株)トヨタエンタプライズ、NECファシリティーズ(株)、 ジェイアール東海総合ビルメンテナンス(株)、 鹿島建物総合管理(株)、(株)きんでん、 日本電設工業(株)、 日本リーテック(株)、新生テクノス(株)、 (株)シーテック、 (株)トーエネックサービス、(株)デンソーソリューション、 名古屋市職員、 名古屋港管理組合、 伊勢市役所、瀬戸信用金庫、安城更生病院、 海南病院 ほか多数
各専門学校の詳細についてですが当方が独自で調査した物です。
もし各専門学校に興味を持たれた場合には、直接連絡して確認するか資料請求するようにして頂きますようお願いします。
個人事業主として電気工事士を目指す方へ
ここまで、電気工事士として働く為に学べる専門学校をご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
電気工事の施工に特化していたり管理を主軸としているなど、各専門学校によって内容は様々です。
専門学校で学ぶ理由としては、安定した収入を得られる職業に就く為でもありますし、人々の生活を豊かにしたいと思われている方もいらっしゃるでしょう。
ただ、中には電気工事士の仕事で将来独立しようと考えている方も、大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
もし、独立を前提に考えているのであれば私から一つご提案があります。
それは、エアコン取付工事をして稼ぎながら「第二種電気工事士」の資格を取得し、電気工事士としてのキャリアを積むという学び方です。
では、なぜ電気工事の中でも最初にエアコン取付工事を学ぶのか?
ということですが、理由は下記の3つです。
- 学歴関係なく若い内から稼ぐことができる
- 現場で稼ぎながら資格取得の勉強ができる
- 閑散期以外にも稼げる職種
電気設備や空調設備に関して、基礎からしっかりと学べる専門学校に通うのも非常に良い選択肢だと思います。
ただ、一早く社会に出てお金を稼ぎつつ、様々な仕事にチャレンジしたいと願っている方であれば「エアコン取付工事」をオススメします。
弊社では、2日間で基本的なエアコン取付工事を学ぶ事ができる「家庭用エアコン取付講習」を開催しております。
将来、電気工事士として活躍したいとお考えの方は、一度ご覧になってみて下さい。