エアコンの寿命がキター!?修理するか買い換えるかを見極める5つのポイントを知りたい方はいませんか?

皆さんこんにちは!

でんきの学校、卒業1期生の伊藤です。

 

今回は「エアコンの寿命や修理するか買い換えるかの見極め方」を解説させて頂きます。

 

ちなみにですが、あなたは普段使用しているエアコンの寿命をご存じですか?

「エアコンを購入してから12年ぐらい使っているけど、まだ使えるのかなぁ・・・」
「エアコンから変な音がするようになったんだけど、買い換え時かなぁ・・・」

なんて考えたことは無いでしょうか?

 

実はエアコンには、使用する事ができる目安の年数というものがあります。

また、買い換え時のタイミングを知らせてくれる前兆もあるので、事前にどう対処すればいいのか準備をすることもできます。

エアコンが活躍する暑い時期や寒い時期に、いきなりエアコンが壊れてしまったら大変ですよね?

ちなみにですが、エアコンを買い替えようと業者に依頼したとしても、すぐには対応してくれないのがほとんどですので注意が必要です。なぜなら、全国的に同じような状況に陥り、エアコンを取り付けてもらいたい人達が順番待ちをしている現状があるからです。

 

以上のことから、急にエアコンが動かなくなり困ってしまうよりも、エアコンの寿命をしっかりと把握しつつ買い換え時のタイミングを事前に察知するようにしましょう。

それでは、こちらの順番で解説していきますので、宜しくお願いします。

  1. エアコンの寿命は何年なのか?
  2. エアコンを修理するか買い換えるかを見極める5つのポイント

エアコンの寿命は何年か?

エアコンの寿命はメーカーが設定している「設計上の標準使用期間」の10年程度と覚えて頂いて構いません。

ちなみに「設計上の標準使用期間」とは、エアコンを製造しているメーカーがエアコンを安全に使用できる期間のことを意味します。つまり「エアコンは10年程度使用したら、いつ壊れてもおかしくありませんよ」ということですね。

 

エアコンの寿命は使用する環境や頻度によって異なりますが、政府統計の調査によりますと「平均13.8年」程と言われています。

また、エアコンを買い換える理由の内、70%程度の人が故障が原因で買い換えているという結果もでているそうです。

以上を踏まえ、エアコンによっても差がありますが、エアコンの寿命は13年~15年と覚えておいてください。

 

エアコンを修理するか買い換えるかを見極める5つのポイント

エアコンの寿命を把握できた所で、続いてはエアコンを修理するか買い換えるかを見極める5つのポイントを解説していきます。


5つのポイントはコチラです。

  1. 冷暖房効果の低下
  2. 運転時の異音
  3. 室内機のドレンパン割れ
  4. ブレーカーが落ちる
  5. エラー表示点滅

こちらの5つのポイントを把握する事で、エアコンを修理するか買い換えるかを見極めることができます。

エアコンは長年使用していると、様々な症状が見られるようになります。

「エアコンの効きが悪くなってきた・・・」
「室外機から変な音がする・・・」
「室内機から水が漏れてきた・・・」
「エアコンを付けるとブレーカーが落ちる・・・」
「室内機のランプが点滅して動かない・・・」


このようなエアコンの症状を事前に把握しておくことで、エアコンの寿命に早く気付くことができ、適切な対応ができるようになります。

それでは、順番に解説していきます。

 

ポイント① 冷暖房効果の低下

1つ目のポイントは「冷房効果の低下」です。

エアコンを長年使用していると、冷暖房の効きが悪く感じられることがあります。

「去年の夏は涼しかったのに、今年は全然冷えないなぁ・・・」
「早く暖まりたいのにちっとも暖かい風が出てこない・・・」

なんて事はありませんでしたか?

冷暖房効果が低下する要因の一つとしては、室内機のフィルターにホコリが詰まり熱交換率が落ちてしまう事が考えられます。

また、室外機の吸い込み口である裏面が汚れていたり物が置いてあると、室内機同様に熱交換率が落ちてしまいます。他にも室外機の表面に物が置いてある場合、熱交換率を低下させる「ショートサーキット現象」を引き起こしているかもしれません。

というわけで、冷暖房が効かなくなった場合には、室内機のフィルター・室外機の裏側を掃除し、室外機の周りに置いてある物を移動させるようにしましょう。

 

今お伝えした内容が該当しない場合、ガス漏れしている可能性も考えられます。

運転時の振動であったり熱による配管経路の経年劣化により、ガスが漏れてしまうことも考えられます。他にも、エアコンを移設する際の取外しや取付時に問題が発生し、ガス漏れに繋がる可能性があります。

ちなみにですが、ガス漏れ場所を特定する調査や、ガス漏れ場所を修理する工事はかなりの金額になる場合があります。

それに、エアコンを10年近く使用していた場合、ガス漏れを修理したとしても再度ガス漏れが発生したり、その他の部品が壊れてしまう可能性があります。

なので、今後長い間エアコンを使用する事を思い描いているのであれば、いっそのこと買い換えた方が良い場合もあるというわけです。

また、新品のエアコンを購入し、2~3日程度で冷えなくなったり暖まらなくなった場合には、施工不良の可能性が非常に高いので覚えておいてください。

もちろん、エアコンの移設時に新たに取付けた際、2~3日でエアコンの効きが悪くなる場合でも施工不良の可能性が高いです。

この場合、取付けたエアコン業者に連絡をし対応してもらうようにしましょう。

 

これまでお伝えしてきたことを踏まえ、冷暖房効果が低下しエアコンの効きが悪くなってきた場合には、エアコンの買い換え時の一つだと覚えておいてください。

というわけで、エアコンの製造年数や冷媒ガス不足調査・修理の費用を考慮し、買い替えをするかどうか判断しましょう。

 

ポイント② 運転時の異音

2つ目のポイントは「運転時の異音」です。

異音が発生する可能性が高いのは、室内機よりも室外機の方が高いです。
なぜなら、室外機はエアコンの心臓ともいえる「コンプレッサー」という圧縮機を酷使しているからです。
エアコンはこのコンプレッサーを活用し、冷媒ガスを圧縮したり凝縮したりすることで、冷たい風や暖かい空気を出しているんですね。

異常がある場合には、室外機から「ガラガラ」や「ゴロゴロ」といった異音が出るので、判断しやすいかと思います。
また、コンプレッサーが故障してしまった場合、修理する際にはかなりの金額が発生するので、エアコンの寿命が来たと思い買い換えた方が良いですね。

以上のことから、室外機から異音が発生し出した時が、エアコンの買い換え時の一つだと覚えておいてください。

ポイント③ 室内機のドレンパン割れ

3つ目のポイントは「室内機のドレンパン割れ」です。

室内機のドレンパンが割れていると判断するには、室内機から水が漏れてきているかどうかを確認して下さい。室内機からポタポタと水が落ちて着た場合、ドレンパンが割れている可能性があります。

ドレンパンが割れる要因としては、エアコン移設の際の取付け&取外し時や、分解洗浄を依頼した際にひびが入ったり割れてしまったりする可能性があります。

もちろん、エアコンを長年使用した結果、経年劣化によりひびが入ってしまったり割れてしまう事も考えられます。

ただ、基本的にはドレンパンにひびが入ってしまったり、割れてしまった場合は完全に修理する事が難しいので、ドレンパン丸ごと交換しなければならないケースが多いです。

それに、室内機のドレンパン割れを改善するには、入念な調査や部品交換作業が必要となるので、必然的に調査費や修理費が高くなります。

また、水漏れしているエアコンが10年以上使用している場合だと、ドレンパン本体の在庫が無い場合が考えられます。

実はエアコンの部品はメーカーごとに「保有期間」が決まっているので、ドレンパンを交換しようと思っても物が無いので修理する事ができず、買い換えるしか無いという訳です。

ちなみに、今使用しているエアコンが7~9年程でドレンパン交換が必要となった場合、値段6~8畳用の5~6万円程度のエアコンであれば、買い換えてしまった方が結果的には良いと思います。なぜなら、水漏れ調査とドレンパン交換費用に少しお金を足しただけで、新しいエアコンを購入する事ができるかもしれないからです。

ただし、20万~30万円以上の高額なエアコンで、ドレンパンを交換する事ができるのであれば、年数が経過したエアコンでもドレンパンを交換した方が良いですね。なぜなら、20万~30万円のエアコンを買い換えるよりも、ドレンパンを交換した方がリーズナブルだからです。

というわけで、ドレンパンを交換する費用と買い換える際の費用を比べ、買い替えするか判断して下さい

エアコンの製造年数やドレンパン部品の在庫を確認し、買い換えた方がお得かどうか検討した上で判断するようにしましょう。

 

ポイント④ ブレーカー(漏電)

4つ目のポイントは「ブレーカー(漏電)」です。

エアコンを運転させる度に漏電ブレーカーが落ちるのであれば、室外機のコンプレッサーが故障し漏電状態になっている可能があります。

コンプレッサーとは、2つ目のポイントでも紹介した通り、冷媒ガスを圧縮したり凝縮したりすることで、冷たい風や暖かい空気を出すことができる機械のことです。

コンプレッサーの故障は修理すると、メーカによって異なりますが5万~10万円程度費用がかかる場合があります。

ここまで費用が高いと、エアコンを買い換えた方が無難ですね・・・

それに、コンプレッサーを直したとしても、エアコンの年式によっては他の箇所が故障する可能性も考えられるので、本体ごと交換してしまった方が損をしないかもしれません・・・

というわけで、エアコンを運転した際に、漏電ブレーカーが頻繁に落ちるようであれば、エアコンの買い換え時の目安と覚えておいてください。

 

ポイント⑤ エラー表示点滅

5つ目のポイントは「エラー表示点滅」です。

メーカーによって異なりますが、エアコンがエラーを起こしていると運転ランプやタイマーランプが点滅しているケースがあります。

いつも通りエアコン運転をしたはずなのに、運転ランプとタイマーランプが点滅した状態で動かない場合は、エアコンが誤作動しているか故障している可能性があります。

もし運転ランプとタイマーランプが点滅した状態で動かない場合は、エアコンの電源コンセントを一度抜き、3分程度経過した後に再度差し込んでください。
電源コンセントを差し込んだ後、エアコンをしばらく運転させ異常が起きなければ大丈夫です。

これらの対処法を行っても、再度運転ランプやタイマーランプが点滅しエアコンに異常が出ている場合には、どこかが故障していることになります。
というわけで、運転ランプやタイマーランプが点滅し、エアコンが動かなくなった時はエアコンの寿命がきてしまった可能性があるというわけです。

メーカーや業者に原因を確認してもらった後、使用しているエアコンの製造年数や修理費を把握した上で、買い換えた方が安心できると思えば買い換えることをオススメします。

エアコンのエラー表示点滅に関しては、別動画で解説しているのでもっと知りたい方は右上の動画をご覧ください。

「エアコンを修理するか買い換えるかを見極める5つのポイント」は以上です。

  1. 冷暖房効果の低下
  2. 運転時の異音
  3. 室内機のドレンパン割れ
  4. ブレーカーが落ちる
  5. エラー表示点滅

こちらの5つのポイントを把握し、エアコンを修理するか買い換えるかを見極めるようにしましょう。

 

まとめ

今回の記事では、エアコンの寿命や買い換え時の判断方法を解説させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

復習となりますが、エアコンの寿命は10年を目安と覚えておいてください。

また、エアコンを13年~15年使用している場合、70%以上の方が故障によりエアコンを買い換えているという結果もご紹介させて頂きました。

  1. 冷暖房効果の低下
  2. 運転時の異音
  3. 室内機のドレンパン割れ
  4. ブレーカーが落ちる
  5. エラー表示点滅

エアコンを長年使用しいる場合、急にエアコンが動かなくなってしまう可能性がありますので、「エアコンを修理するか買い換えるかを見極める5つのポイント」を参考に、修理するのか買い換えるのかを判断して頂ければと思います。

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