みなさんこんにちは!
でんきの学校、YouTube担当の伊藤です。
今回は「お客様から選ばれる浴室換気扇交換工事」の後編を解説させて頂きます。
前回のコラムでは、浴室換気扇の取外しまでご紹介したので、後編の内容としては浴室換気扇を取付けをご紹介します。
なるべく分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧になって下さい。
それでは、こちらの順番で解説させて頂きます。
- ダクト接続口取付
- 浴室換気扇配線接続
- 浴室換気扇本体取付
- グリルカバー設置
- 動作確認
- 清掃
①ダクト接続口取付
まず最初にダクト接続口を取り付けていきます。
接続ダクト口は浴室換気扇本体と一緒になっているので、接続解除箇所を押しながらスライドし取外します。
ダクトに接続する際にはこちらのアルミテープを使用します。大体30cmぐらいの長さを3つ用意すれば足ります。
このように、ダクトの中にダクト接続口を重ね、アルミテープを貼っていきます。接続箇所に隙間が空いてしまうと、正常に換気できないのでしっかりと隙間を埋めるように貼って下さい。
これでダクト接続口取付は完了です。
②浴室換気扇配線接続
続いては、浴室換気扇の配線を接続します。
接続するのは、浴室換気扇の配線とアース線です。
天井裏から配線を引っ張り、本体に記載してある分の被覆をストリッパーで向きます。芯線が10㎜出るように剝きましょう。被覆を剥いた後連結端子に接続します。
こちらは極性が無いので、どちらに接続しても大丈夫です。
次はアース線を接続していきます。既設浴室換気扇にアース線が付いていなかったので、分電盤からアース線を引っ張り接続します。
アース線は端子を取り外し圧着してから接続しても良いですし、電線の輪を作り接続してもOKです。
ちなみにですが、浴室換気扇の配線を接続したり、アース線を延長する作業は「第二種電気工事士」の資格が必要なので、資格を取得してい無い方は施工出来ないのでご注意ください。
浴室換気扇の配線とアース線を接続したら、端子カバーを締め完了です。
③浴室換気扇本体取付
続いては、浴室換気扇本体を取り付けていきます。
準備するのは、付属品として付いていたステンレスビスと電動ドライバーです。
まずは、このようにダクト接続口に沿って押し込んでいきます。余裕がある場合には、ダクト接続口にしっかりとはまっている状態を確認した上でスライドさせるようにしましょう。
天井面に埋め込むことができたら、ステンレスビスで固定していきます。
固定する箇所は4点止めでOKです。
注意しておくべき点は、ステンレスビスを打つ際に電動ドライバーの先がズレてしまい、その反動で天井面を傷付けないように気を付けて下さい。
既設のビス穴に固定する際にはズレる可能性は低いですが、新しい場所にビスを打つ際には天井面に打ち込みにくく電動ドライバーの先がズレる可能性が高いのでご注意ください。
4点止めた後、落ちてこないかしっかりと確認するようにしましょう。
④グリルカバー設置
浴室換気扇本体の固定ができたら、グリルカバーを取り付けていきます。
取り付け方としては、上記の取付バネを摘まみながら設置していきます。
設置する場所は、浴室換気扇本体の内側に引っ掛ける場所があるので、取付バネを摘まみながら固定していきましょう。
左右取付け終わった後、グリルカバー本体を上に押し上げたら完了です。
⑤動作確認
浴室換気扇の取付が終わったら、分電盤とスイッチを入れ動作確認しましょう。
動作確認方法は色々とありますが、今回は養生で使用したビニール養生を使用して確認します。
ビニール養生がグリルカバーに引っ付いていれば、しっかりと換気できている事が証明されます。
動作確認をする際には、必ずお客様に確認してもらうようにしましょう。
⑥清掃
動作確認が終了したら、施工前に準備した養生毛布とビニール養生を片付けましょう。
養生毛布とビニール養生を片付けた後、ホコリやゴミが落ちていないか入念に確認して下さい。また、施工時に湯船内を汚している可能性があるので、汚れていた場合には綺麗に掃除するようにしましょう。
見落としがちなのが浴室点検口の汚れです。
浴室天井裏に入った後、施工中に手が汚れるので点検口を締める際には注意が必要です。もし汚い手で点検口を触っていた場合汚れている事があるので、しっかりと確認するようにして下さい。
いかにきちんと浴室換気扇を取付たとしても、ホコリが落ちていたり点検口などの天井面が汚れていた場合、お客様からの信用は0になります。
ただ単に浴室換気扇を交換する事は誰でもできます。
お客様に満足していただき、安定した仕事を受注し稼ぎたいのであれば、最後の清掃では気を抜かないようにしましょう。
また、浴室換気扇工事をする際に、移動させた物に関しては必ず元の場所に戻しておくようにして下さい。ちなみにですが、工事する際に浴室内にある物を移動させる際には、必ずお客様の許可を頂いた後に移動させるようにして下さい。
以上で浴室換気扇の取付は終了となります。
浴室換気扇交換工事を終えて
エアコン取り付け工事以外にも、浴室換気扇交換工事を覚えておくことで仕事の幅が広がります。
ハウスクリーニング業を経営されている場合、綺麗にすることは出来ますが動かなくなった浴室換気扇を交換する事はできません。
なので、安定した仕事・収入を得たいと考えているのであれば、作業量の割りに単価が良い浴室換気扇交換工事を覚えておいた方が良いと思います。
また、でんきの学校では浴室換気扇交換工事の他にも「エアコン取付工事」を全面的にオススメしています。なぜなら「エアコン取付工事」は案件数や工事単価等を考慮すると、さまざまな工事の中でも一番稼ぎやすいからです。
それに、エアコン取付工事はどんなに不況だとしても、安定した収入を得られる価値のある仕事なのでオススメしています。
でんきの学校では、エアコン取付工事を学びたいと考えている方に向け、2日間でエアコン取り付け工事を学べる「家庭用エアコン取付講習」という講習を開催しております。
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