「今の会社を辞めたいけど、第二新卒として転職したら成功できるのだろうか」「第二新卒だと簡単に転職できるという意見と、やめとけという意見の2つがあって悩むな」とお悩みではありませんか?
第二新卒はたしかに場合によっては有利に働きますが、全員に等しく有利なわけではありません。この記事では第二新卒での転職が失敗しやすい理由を紹介します。
「それでも今の会社を辞めたいけど、どうすればいいのだろう」という方に向けておすすめの方法も書いていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
第二新卒での転職が失敗しやすい理由
第二新卒での転職を「やめとけ」といわれるくらい失敗しやすい理由は以下の5つです。
- ・そもそも倍率の高い業種・企業を選んでいるから
- ・仕事に対する姿勢を示す実績がないから
- ・前職を退職した理由をポジティブに説明できないから
- ・すぐに辞めそうな姿勢が目立つから
- ・第二新卒の強みを意識できていないから
つまり第二新卒のカードに頼り切ってしまっている人は、新卒で採用される会社以上の会社には通りません。
「第二新卒であるだけで、例外なく無条件に優遇されるに違いない」と夢見ずに、しっかりと自己分析や業界のリサーチを行い、自分が目的の会社に見合った人材であることを相手にプレゼンする必要があるのです。
そもそも倍率の高い業種・企業を選んでいるから
第二新卒で失敗しやすい人の特徴として、そもそも倍率の高い業種・企業を選んでいることがあります。
2021年4月27日にリクルートワークス研究所から発表された2022年卒の大卒求人倍率調査では、全体での求人倍率1.5倍に対し金融業の求人倍率は0.21倍、サービス・情報業で0.31倍という低い求人倍率となっています。
つまり「今の新卒で入社した製造業の仕事が大変だから、第二新卒のカードを使ってWebマーケティング会社に就職しよう」などの転職方法はかなり厳しいといえるでしょう。
ちなみに建設業の求人倍率は6.4倍、流通業で8.12倍。これらの業種へ第二新卒枠を利用した転職をする場合は、難易度が比較的低いと推定されます。
仕事に対する姿勢を示す実績がないから
仕事に対する姿勢を示す実績がない点で、第二新卒での転職につまずく人も多いです。
転職の際は「職務経歴書」を提出することになり、職務経歴書には最低限以下の記載が必要です。
- ・どのくらいの期間
- ・どこの会社のどの部署で
- ・どんな業務を担当してきたのか
- ・その業務の規模はどれくらいのものか
- ・その業務での実績はどれくらいか
- ・あなたのもっているスキルや資格は
- ・あなたの自己PRポイントは
今のあなたにどれだけの項目が埋められるでしょうか。
すべてスムーズに答えられるあなたは、第二新卒での転職に成功する可能性も高いかもしれません。しかしこれらの質問に答えられないようだと、転職先からするとあなたの「仕事に対する熱意や姿勢」を判断する材料がないことになってしまうのですね。
採用したとしてもきちんと仕事をしてくれるかどうかわからない人は、なかなか面接まで辿り着けません。
結果として転職に失敗しやすいのです。
前職を退職した理由をポジティブに説明できないから
前職を退職した理由についてポジティブに説明できない点も大きなマイナスです。
そもそも第二新卒ということは、新卒で入社した会社を3年以内に辞めてしまったということ。第二新卒として転職をする段階で、ひとつの仕事を長く続けられない「ジョブホッパー」の可能性を疑われる「マイナスからのスタート」と考えたほうが安全。
「前の職場が遠かったから」や「朝起きるのがしんどかったから」などが本音だったとしても、面接では別の理由に置き換えて話しましょう。
すぐに辞めそうな姿勢が目立つから
すぐに辞めそうな姿勢が目立つのも、企業からの受けはよくありません。
「まだ第二新卒のカードが残っているうちに、御社で働き続けてもよいかどうか見定めたい」とまではっきり言わなかったとしても、すぐに辞めそうな姿勢は発言の節々から見破られます。
たとえば「前職ではやりたいことができなかったから」という退職理由。一見ポジティブで良さそうですが、現実問題として新人が入社数年でやりたいことができる場合の方が稀です。
「前職では仕事にやりがいを感じなかったから」も同様。数ヶ月前まで学生だった新入社員がいきなり仕事にやりがいを感じられる機会は多くないでしょうし、そもそも仕事をする中でやりがいのない業務が一定の割合で存在するのは仕方がないことです。
このように極端な目的思考や、やりがい至上主義は「うちの会社もすぐに辞めてしまいそうだな」と勘ぐられて、採用に結びつきません。
第二新卒の強みを意識できていないから
第二新卒の強みを理解できていない人の転職も、なかなか厳しいものがあるでしょう。
第二新卒の強みは以下3点です。
- ・最低限の基礎教育が済んでいること
- ・ある程度即戦力であること
- ・一社目に採用されただけの基礎能力があること
つまり「御社に入っていろいろ勉強したいです」のような受け答えをしていては「この人は新卒と同じような扱いになるな」と積極的に採用したいと思ってもらえません。
また他にも「定刻に送れる」、「電話に慣れていない」「メールの文面が日本語として不自然」などの要素があると「基礎教育がなっていない」とみなされて「それなら新卒でいいかな」と思われてしまいます。
「そりゃ〇〇社も雇うわけだ、ぜひうちに」となるよう、上記3点の第二新卒の強みから逆算して作戦を立てましょう。
それでも今の会社を辞めたい人におすすめの方法
「前職での実績なんか無い」「前職を退職した理由なんてポジティブに説明できる気がしない」と思われた方。別に「今の会社を辞めたい」と思う気持ちは優れた人だけに許された権利ではありません。
「それでも今の会社を辞めたい」方におすすめの方法は、起業です。
現時点で企業に誇れるポイントがなくとも、これから勉強し手に職をつけていくことで、今の会社を辞めることが可能になります。
このとき重要なことは、起業の職種選び。
今からスキルを身に着けて起業するにあたって、職種選びには以下の大切なポイントがあります。
- お金を稼げるレベルまである程度早く到達できること
- ある程度簡単に身につけられること
- 副業から始められること
まずお金を稼げるレベルまである程度早めに到達できないと、いつまでたっても会社をやめられません。現在すでに退職してしまっている場合においても、収入が長期間発生しない事になってしまい精神衛生上よくありませんよね。
またスキル習得が難しい、資格を必要とする、などの職種でも結局なかなか会社を辞められません。
さらに副業から始められて、事業が軌道に乗ってから現職を辞められる職種であることも重要。今の会社で給料をもらいながら事業を伸ばしていけるので、収入のない期間を作らなくて済むのです。
言われてみると、どれも当たり前の内容ですよね。ただ意識している人は案外少数です。
たとえば人気のプログラマー、SEはこの条件には該当しません。プログラミングでお金を稼げるレベルになるまでの道のりがかなり遠く、簡単でもないからですね。またYouTuberも入り口としては手軽で副業から始められる職種ではありますが、会社を辞められるほど収益を伸ばすのに時間がかかるので、該当しません。
以上から、でんきの学校でおすすめしている職種は「エアコン取り付け」です。
「エアコン取り付けで独立なんて初めて聞いた」という方も多いと思います。しかしだからこそ穴場。
そもそもエアコンは一家に一台以上、最近では一部屋に一台以上ありますよね。それにもかかわらずエアコン取り付けの職人は数が不足しているため、需要がかなり大きい職種なのです。
ざっくりエアコン取り付けについて紹介します。
- ・2日で習得可能(でんきの学校のエアコン取付講習(入門編)であれば)
- ・エアコン取り付けの従事に特別な資格が不要
- ・副業から始められる
- ・取り付け報酬は家庭用エアコン一台で1.2~1.5万円
- ・慣れると一日5台の取り付けも可能(一日で7万円稼げる)
- ・30台ほど取り付ければ脱初心者
職種選び3つのポイントをきれいにクリアしているのがおわかりいただけるでしょうか。
「でもそれって夏場の繁忙期だけしか需要がないのでは?」と思われた方、たしかにその一面はあります。
しかし業務用エアコン取り付けを学ぶことで、冬の閑散期でも仕事が絶えないようになるのです。店舗やオフィスは冬場でも開店しますし、改装もします。しかもオフィスなんて、一部屋に一台どころか複数台であることも多いですよね?
つまりエアコン取り付けはこのように副業から小さく始めて慣れた段階で独立し、短期間でスキルを伸ばして独立することが可能なのです。
エアコン取り付けについて興味が出た、もう少し知りたい、という方はこちら↓のページにて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。