電気工事士は実際のところ儲かるの?

電気工事士が向いている人とは

 

 

 

 

 

 

 

1.電気工事に興味のある人

電気工事士は机の上で黙々とパソコン作業をするわけではなく、
配線図を見ながら現場で施工しなければなりません。

手業も必要ですし細かい作業もあります。

最近はワイヤストリッパーなど簡単に皮むきできる工具もありますが
オートマチックで仕事はできませんので、電気工事自体に興味がない、
手先を使う仕事は苦手な方は向いていません。

2.継続して勉強できる人

電気工事士として仕事をするには、やはり電気工事士の資格が必要です。

資格取得のために筆記試験・実技試験の2段階の試験を
突破しなければなりません。

また資格を取得しても年々新しい設備が登場し電気配線の
勉強をしなければなりません。

継続して勉強できる人でないと現状維持もままならないのです。

3.体力のある人

電気工事士は事務仕事ではなく現場での作業ですので、
ある程度の体力が必要です。

夏場に外で室外機を設置するのはかなり体力を消耗します。
外に出てすぐフラフラになる方は向いていません。

4.ある程度の素直さ

初心者から仕事を始める場合は、なにもわからないことだらけ。

工具の使い方はもちろん図面の読み方もまったくわかりません。

技術取得のためには上司から怒られても素直に指示に従い、
素直に作業する柔軟さが必要です。

②独立して儲かる電気工事士はこんな人!

 

 

 

 

 

 

 

電気工事士の資格を取得し、ある程度の経験や知識を習得した後に
独立する人もいます。

独立すれば誰でも成功するという保証はありませんが、
年間1,000万円前後の収入を実現している人がいるのも事実。

電気工事士の平均年収が約450万円ですので、
その倍の年収を稼ぎたい人は狙い目です。

ではどんな人が成功するのでしょうか?

1.人脈がある(営業力がある)

独立すると会社がバックアップしてくれません。

自ら進んで仕事を取りにいかなければならないため、
さまざまな会社や個人とコネクションをもち仕事を
確保しなければやっていけません。

営業力は必須です。

2.指導力がある

多くの仕事を得れば一人ではやっていけなくなるので、
人を雇ったり外部に仕事をお願いすることになります。

人を雇う場合は初心者や作業に不慣れな方に仕事の仕方を指導したり、
管理・監督する必要があります。

事業化したいなら人柄の良さや管理力、指導力が必要です。

3.経理がわかる

個人事業主として営業する場合、年に1度確定申告を行わなければなりません。

青色申告は節税効果抜群なので、ぜひ活用しましょう。
ただし帳簿を作成したり貸借対照表を作るなどある程度の経理知識が必要です。

PCで簡単に作成できるソフトもありますので大いに活用しましょう。

③電気工事士の収入について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 独立前の収入

電気工事士が正社員として働いている場合、
どれくらいの収入が得られるのでしょうか?

  1. 20~29歳(入社後数年)…年収約250~300万円 月収約18万円前後
  2. 30~39歳(入社後10年前後)…年収約350~400万円 月収約22~25万円
  3. 40~49歳(入社後20年前後)…年収約500万円前後 月収約30万円前後
  4. 50~59歳(入社後30年前後)…年収約600万円前後 月収約35~40万円前後

年代別の金額を見ると、年齢が上がるほど役職に就く、
責任者になるなどの理由で上がってきます。

ただし地方によって収入の差が出てしまうため、
必ずしもこの金額が保証されているわけではありません。

電気工事士の平均的な年収は約450万円です。

60歳を過ぎると年収は400万円まで大きくダウンします。

年収600万円を実現するには入社後30年ほどかかることになり、
かなり遠い道のりです。

2  独立直後の収入

一人親方として独立してもすぐに成功するわけではありません。

ただし独立した場所が大都市で仕事が非常に多いと、
独立して年収6001,000万円も夢ではありません。

それでも独立直後に人脈がない、営業力がないなどの事情があると
独立直後は会社員時代より収入が減る可能性があります。

独立するときは事前に
「この会社から仕事をもらう、こちらの会社にも営業をする」
などの計画が必要です。

何年目から儲かり始める?

独立して営業をすることにより軌道に乗り始めると、
独立後23年前後で儲かり始めます。

もちろん仕事の需要が多い都市部とへき地とでは稼げる金額が
変わってしまいますが、営業方法や仕事の要領を覚える、
経理の経験を積む(儲かる仕事かどうか積算する)能力が上がることにより、
23年前後で希望する収入を実現することができるでしょう。

④中には電気工事士として独立し失敗するケースも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.成功する確証がないまま派手に設備投資をする

電気工事士として独立すれば、どんな人でも成功できるわけではありません。

まず失敗するパターンとしては、まだ確固とした取引先が見つからないまま
倉庫をつくる、専用の車両を購入する、事務所を借りるなど
派手に設備投資をしてしまうことです。

もちろん事業資金としてあらかじめ蓄えておいたお金であれば
問題ありませんが、銀行から事業資金を借りてしまうと利子も含めた
返済がのしかかります。

思うように取引先が見つからないと破綻する可能性が高くなるので要注意

2.仕事がない・仕事が多すぎる(マネージメントできない)

仕事が少なければフリーの電気工事士として生活できないのはもちろん、
逆に仕事が多すぎて対応しきれず、体調を崩す、病気になるのも
失敗パターンです。

一人でどれくらいの仕事ができるかを把握し、
もしそれ以上の仕事が入るならほかの業者に任せる、
部下を教育・育成するなどの対策が必要です。

状況に合わせて柔軟に対応できないと長くフリーで
仕事をすることはできません。

3.向上心がない

電気工事士の資格は第一種電気工事士・第二種電気工事士資格がありますが、
第二種電気工事士だけではなく第一種電気工事士資格があれば
仕事の幅も広がりますし「この人はきちんと勉強している」
信頼されやすくなります。

さらに第一種電気工事士資格があれば法人として事業を始めることも可能。

ほかにも3種電気主任技術者甲種4類および乙種7類消防設備士などの
資格があれば仕事の幅も広がります。

これら資格は一朝一夕でとれるものではありませんので、
向上心や計画性をもって勉強する必要があります。

この向上心がなくなると将来の発展は見込めません。

⑤電気工事士の資格は取ったもののお悩みのあなたへ

電気工事士の資格を取得したものの、
どのような会社でスキルアップ、キャリアアップすればいいのかわからない、
将来独立するにはどうすればいいのか?どのような仕事がお金になるのかなど、
お悩みの方はこちらまでお問合せください。

キャリアアップやスキルアップの方法、独立のための方法、資格取得の道、
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